2012年12月8日土曜日

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

初日に3回観てきました。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』予告編

いきなり結論から言ってしまうと、序盤のシンジ君のセリフが全部を代弁してくれてます↓

「急にこんなことになっちゃってて、ワケ分かんないッスよ!!」

一応、公開前日に金曜ロードショーでやってた冒頭の映像も見たんですよ。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』冒頭6分38秒

短いシーンでもアクションがカッコ良いですなぁ。アスカとマリが共闘してるので「これは日本とユーロの間で何か揉め事が起きたのかな?」とか想像を膨らませて劇場に向かったのです。

通しで書くのが難しかったので、冒頭シーン以後でシンジ君がいる大まかな場面ごとにメモを残しておこうと思います。
もう公開から2週間経ってるのでネタバレします(もし知りたくなければ読むのをやめてください)。

あと、キーワードの考察とかまったくやるつもりが無いので、そういうのが見たければまとめサイトに行けば良いと思うよ。
http://matome.naver.jp/odai/2134120043353749101

<ヴンダー艦内>
冒頭のシーンが終わった後にシンジ君(あの黒い十字架みたいなヤツに初号機ごと入れられてたらしい)がヴンダーという戦艦(ミサトさんが率いる反ネルフ組織「ヴィレ」のメンバーが乗ってる)に運び込まれるんですけど、『破』から14年経ってるという設定。
しかも『破』の終盤でサード・インパクトに近いことを起こしてしまったせいでみんなから疎まれてるという状態。

当然ながらシンジ君は混乱してしまうので、先のセリフを吐いたりします。

予告編の中に映っている今まで登場していなかった二人もここで出てきます。ただ、二人ともあんまり活躍しないw

鈴原サクラ。トウジの妹という以外、これといって活躍なし。

北上ミドリ。いかにも現代っ子な態度で、個人的にはイヤーンな感じでした。

このパートではヴンダーが使徒らしき敵(ネーメシスとかなんとか呼ばれてた気がする)との戦闘と、シンジ君を奪還しに来たエヴァ9号機との戦闘が中心になるのですが、前者に素朴な疑問がありまして。
ヴンダーの戦い方が、ひも状になっている敵のパーツを船体に引っ掛けて引っ張りあげたあと、回転して急制動をかけて敵同士をぶつけて破壊するというものでした。劇中ではうまいことぶつかってましたが、でんでん太鼓の要領でひもが船体にクルクル巻きついたあとに敵の本体が全部ヴンダーにぶつかるんじゃ無いかなと思ったんですが。

参考:でんでん太鼓

まぁ、そんなことはどうでもいいですな。

<ネルフ本部>
エヴァ9号機に奪還された(というよりは自分から進んで連れて行かれた)シンジ君がアヤナミ(『破』で助けた綾波ではない)とカヲル君に出会います。

このパートはもうシンジ君とカヲル君のあれやこれやを楽しめるかどうかが問題。
連弾したりとか、添い寝したりとか、「君の事ばかり考えているからね」とか。
シンジ君がヴィレに付けられた首輪がまた雰囲気を出してます。『破』では「ネルフのワンコくん」呼ばわりされていたシンジ君が「カヲルのワンコくん」に!途中でカヲル君がその首輪をつけると立場が逆転する!!

シンジ君と夜空の星を見て添い寝するカヲル君

寝言はさておき、このパートはTV版を思わせるようなシーンが多いので「旧劇に近い」という感想を目にするのだけれど、それは違うと思うんですよ。

旧劇なら内側に籠っちゃうような場面でも今回は積極的に行動しているし。例えばターミナルドグマに降りたシーン。カヲル君は異変に気付いて計画を中断しようとするけれど、シンジ君は「(こんな奥まった暗がりにまで連れ込んでおいて)君がヤるって言ったんじゃないか!」と逆上、さらにはリリスに刺さっていた二本の槍(淫靡な響き!)をヌいてしまうし。
「綾波はよく本を読んでいたから」という理由でアヤナミの部屋の前に本を積んでいたのも積極的に行動しているところでしょう。
まぁ、自分の思い込みで一方的に押し付けるって意味では変わってないのかも。

それにしても、何もしなくても怒られるし、何かしても怒られるシンジ君って。。。

<フォース・インパクト>
正直なところ、このパートが一番ダルく感じました。
確かに戦闘シーンの迫力はあるけれど、フォース・インパクトの描写は『破』でのニア・サード・インパクトと大して変わらないので既視感でいっぱい。弐号機改のビーストモードも『破』で観てるわけだし。

アスカがピンチを切り抜けるために躊躇無く弐号機を放棄するのは新鮮でした。これがガキシンジ君との違いでしょうか。

元々の予定では『Q』と最後の『?』は一緒にやるはずだったせいか、何となく中途半端なところで終わったような感じでした。

そんなこんなでいつも通り次回の予告編が続きました。なんかヴンダーとエヴァ8+2号機が頑張ってファイナルインパクトを止めるんだってさ!

で、発表された次回作のタイトルがこれ↓

次回作タイトル

新劇では「ヱヴァンゲリヲン」表記だったのが「エヴァンゲリオン」に戻ってますね。
それから「シン」は「新」なのか「真」なのか、はたまた「sin」なのか。
そして末尾の二重線は楽譜の終止記号らしい。ダブルコロンまで含めると反復記号(終了)だそう。

『序』や『破』でのセリフや、本作の劇中でシンジ君からピアノのコツを尋ねられたカヲル君が「自分が良いと思えるまで繰り返すしかない」とか意味ありげなことを言っていたことからも、少なくともカヲル君はループしているのかなぁ。

全ては次回作で明らかになるでしょう、ってことで。

最後にこの曲を貼っておきます。

天地真理 "ひとりじゃないの"

「マリ」つながりってことなのかね?

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