2013年2月12日火曜日

きいろいゾウ

1回観てきました。
『きいろいゾウ』予告編

先に断っておきますが、この作品が好きな人は他の感想を読むと良いよ!
警告はしたので不快でも文句は言わないでね。

いつもはあらすじは書きませんが、今回は自分なりに要約したあらすじを載せておこうと思います。
生理が重く気が立っているツマさんに日記を盗み読みされたうえに、昔の女に未練があることも勘付かれたので、これはマズいと思ったムコさんが過去の関係を清算するために東京へ出る。
 いささか雑ではありますが、だいたいこんな感じです。

ムコさん(向井理)とツマさん(宮崎あおい)
世間一般の理想の夫婦像ってこんな感じなんすかね?

この作品は上映時間が二時間強あるのですが、先の要約部分が出てくるのが開始から90分経ったくらいからです。
ムコさんとツマさんの他に老夫婦と小学生のカップルが出てくるのだけれど、この3組のそれぞれのエピソードか一緒にいるときのエピソードがひたすら90分間のうちに消費されるだけで、ストーリーが一向に進みません。この間に映し出される日常風景だとか田舎ののんびりした雰囲気が観たいという人にとってはとても良い場面なのだろうけど、私自身はあまり興味はないし、本筋にほとんど関係の無いいくらでも省略できそうな話が延々と続くのは正直辛かったです。

だいたいこんな感じでご飯を食べてる


公式サイトのストーリーには「お互いに“秘密”を抱えていた」とあって、この秘密がどんなものでどうストーリーと関わってくるのか気になっていたのだけれど、これがあまりにも肩透かしで驚きました。

「秘密」がストーリー上の鍵になりそうなんですが…。

まずツマさん側の秘密(なのか?)は、「小さい頃は心臓の病気で入院していた」というもの。ただ、現在は治っているとのことだし、しかもこの秘密は夫婦で朝食をとっているときに「ツマさんが今まで言い忘れていたこと」という程度の扱いで出てきます。こんな感じなので、本当にこれがツマさん側の秘密だったのか未だに確証が持てませんw

ムコさん側の秘密はあらすじでも書いたように「昔の女に未練がある」というものです。この昔の女がムコさんの自殺してしまった叔母さん(しかもムコさんが発見してしまう)に似ていたというエピソードが出てくるのだけれど、そりゃあ未練どころか意識にこびりついてしまうよなぁと思いました。ムコさんを責めるのは理不尽ですよ。
出会ったその場で結婚なんか決めるからこういうことで揉めちゃうんだよ。


原作は未読なのでそちらでどういった表現になっているかは分かりませんが、映像で観たときに不自然に感じてしまう描写もありました。

例えば、ツマさんが日記を盗み読みしているらしいとムコさんが気付くシーン。気付いた理由というのが「日記に葉っぱなどが貼り付けてあった」というもの。一応は「ムコさんは日記を読み返す習慣がない」という説明はあるのだけれど、さすがに日記を書く時に違和感があるんじゃないか?

それから、夫婦なので夜の営みのシーンが2回ほど出てくるのだけれど、どちらも全身リップで終了している模様。それを観てこっちはどうすればいいんですか!ツマさんに負担をかけてはいけないからみたいなことだったのかしら。でも、もう心臓は治ってるって言ってたし…。

もう一つ挙げると、ムコさんが東京にいる昔の女のもとへ向かい、彼女の夫と話すなかでの夫のセリフ。小説家であるムコさんの著作を買ったことを伝えるのだけれど、こんな名ゼリフが飛び出します。
「この帯が…私をレジに向かわせたんですよ」 
まず、帯コメントは著者自身が書かないんじゃないかなぁとw 出版社の人が考えるか、推薦者のコメントを載せるのが普通のような気がします。それから、このセリフの他には特に中身を読んだということも言わないので、昔の女の夫は本当にこの本を買っただけなんじゃないかな。
どっちにしても編集者が敏腕!


この監督の作品は他に『雷桜』と『RIVER』くらいしか観たことが無いけれど、どちらも「セリフが多い割には何を言いたいのか分からない」とか「困ったらロングショット」という共通点があるように思いました。


さて色々と書いてきましたが、食事のシーンや海へ向かう車中でのケンカのシーンなど、夫婦の会話をワンカットで収めているシーンが多かったのはなかなか面白かったです。他愛のない会話やケンカのピリピリした感じは好きでしたよ。
演技合戦というよりは、この二人がケンカしたらこんな感じなんだろうな、という程度のものだったけれど。


文句は言いつつも、深い教訓を得た作品でもありました。今後はこういうことに気を付けて生きていこうと思います。
  • 他人の手の届くところに日記を置かない!
  • 虫の居所の悪い女をむやみに刺激しない!
  • 人生を左右する重要な判断は慎重に!

公開の2週間くらい前まで、ガネーシャのでてくるやつだと思っていたことはここだけの秘密。

ガネーシャの名前が出たので、最後にこれを貼っておきます。

GANASIA "Electrical Communication"

こちらは「ガネーシア」ですがね。懐かしい!

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