2014年1月6日月曜日

2013年に読んだ本

タイトルの通り、2013年に読んだ本。
すぐに忘れてしまうので、とりあえずメモ。

以下の表の並び順は読み終えた順です。

2013年に読んだ本
No. 書名 著者 訳者 出版社
1 幸せな未来は「ゲーム」が創る ジェイン・マクゴニガル 藤本徹、藤井清美 早川書房
2 ベスト・オブ・映画欠席裁判 町山智浩、柳下毅一郎 文藝春秋
3 新教養主義宣言 山形浩生 河出書房新社
4 増補 広告都市・東京: その誕生と死 北田暁大 筑摩書房
5 一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル 東浩紀 講談社
6 服は何故音楽を必要とするのか? ‐「ウォーキング・ミュージック」という存在しないジャンルに召還された音楽たちについての考察 菊地成孔 河出書房新社
7 サイバースペースはなぜそう呼ばれるか+ 東浩紀アーカイブス2 東浩紀 河出書房新社
8 世界にひとつのプレイブック マシュー・クイック 佐宗鈴夫 集英社
9 IDOL DANCE!!! 歌って踊るカワイイ女の子がいる限り、世界は楽しい 竹中夏海 ポット出版
10 博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話  サイモン・ウィンチェスター 鈴木主税 早川書房
11 舟を編む 三浦しをん 光文社
12 情報様式論 マーク・ポスター 室井尚、吉岡洋 岩波書店
13 LEGENDオブ日本語ラップ伝説 サイプレス上野、東京ブロンクス リットーミュージック
14 コズモポリス ドン・デリーロ 上岡伸雄 新潮社
15 批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 廣野由美子 中央公論新社
16 箱入り息子の恋 市井昌秀、今野早苗 ポプラ社
17 絶望の国の幸福な若者たち 古市憲寿 講談社
18 零戦 その誕生と栄光の記録 堀越二郎 角川書店
19 美学への招待 佐々木健一 中央公論新社
20 原子爆弾とジョーカーなき世界 宇野常寛 メディアファクトリー
21 共喰い 田中慎弥 集英社
22 ももクロの美学 〈わけのわからなさ〉の秘密 安西信一 廣済堂出版
23 現代短篇の名手たち4 ババ・ホ・テップ ジョー・R・ランズデール  尾之上浩司・他 早川書房
24 宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論 青木薫 講談社
25 凶悪 ある死刑囚の告発 「新潮45」編集部 新潮社
26 足ふみ留めて アナレクタ 1 佐々木中 河出書房新社
27 夏への扉 ロバート・A・ハインライン 小尾芙佐 早川書房
28 タモリ論 樋口毅宏 新潮社
29 2011 危うく夢見た一年 スラヴォイ・ジジェク 長原豊 航思社
30 関東連合 六本木アウトローの正体 久田将義 筑摩書房
31 アーティスト症候群 アートと職人、クリエイターと芸能人 大野左紀子 河出書房新社
32 来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題 國分功一郎 幻冬舎
33 ネトゲ廃人 芦崎治 新潮社
34 統合失調症がやってきた ハウス加賀谷、松本キック イースト・プレス
35 清須会議 三谷幸喜 幻冬舎
36 アフロ・ディズニー エイゼンシュテインから「オタク=黒人」まで 菊地成孔、大谷能生 文藝春秋
37 1995年 速水健朗 筑摩書房

小説は映画の原作を確認するために読んだものがほとんど。

読んでおきながら内容をすっかり忘れているものもちらほら。良くないですな。
そんな中で印象に残っているものをいくつか。

IDOL DANCE!!!』は振付師の竹中夏海先生の本。
アイドルをダンス(や振りの演出に使う小物や衣装)の特徴から分析していくという内容でした。セールスがどうとか他のアイドルと比べてどうとか抽象的な視点ではなく、振りや衣装から具体的に分析していくのが特徴かなと思いました。
この本を知ったきっかけはタマフルの「アイドルダンス特集」でした。この後に続く竹中先生の特集が「アイドルとしての大江戸線特集」(奇抜なタイトルだけど内容は本を踏まえたアイドル論になってる!)や「大盛りライス特集」というねw
そんな「残念な美人」ぶりも素敵な先生だと思います。

自身の著書について語る竹中先生

LEGENDオブ日本語ラップ伝説』は著者二人の(たまにゲストも交えて)思い出を中心に日本語ラップの歴史を重要なアーティストごとに振り返るという内容。
もちろんシーンの全てを網羅しているわけではないし(そんなことは不可能だろうし)、二人の主観で話が進んでいくので客観性には欠けるかも知れないけれど、論文ではないのだから問題ではないでしょう。少なくとも当時の雰囲気みたいなものは感じ取れるのではないかと。
あと、サ上氏がL.B.の流れもさんぴんの流れも聴いていることで、変な偏りが少ないのも良いと思いました。

サイプレス上野とロベルト吉野 "日本語ラップKILLA★"

ジャズミュージシャンで文筆家の菊地成孔さんの『服は何故音楽を必要とするのか?』と『アフロ・ディズニー』はどちらも“身体/映像”と“音楽”の同期/非同期を扱った内容。
論文ほどカッチリしたものではないですが、示唆に富む飛躍や逸脱が多くありました。
MVが好きで映像を見始めたものとしては刺激的な内容でした。

年末はお仕事のほうが忙しくなったこともあってなかなか本を読み進めることが出来ませんでした。
2014年は50冊くらい読めたらいいなぁと思っています。
難しいかな。

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