2013年7月22日月曜日

華麗なるギャツビー

3D字幕版で1回観てきました。


『華麗なるギャツビー』予告編

映画.comの紹介ページからあらすじを引用。
1920年代の米ニューヨーク、ロングアイランド。宮殿のような豪邸に暮らし、素性も仕事も謎めいた大富豪のジェイ・ギャツビーは、毎夜のように豪華絢爛なパーティを開いていた。そんなある日、ギャツビーは、隣人の青年ニックに自らの生い立ちを語り始めるが、あまりにできすぎた物語に、ニックはギャツビーが何か隠し事をしていると直感する。やがてギャツビーは上流階級の令嬢デイジーに心ひかれていくが……。
恥ずかしながらロバート・レッドフォード版はおろか、原作すら読んでません。

さらにはバズ・ラーマン監督の過去の作品(『ロミオ&ジュリエット』とか)も観たことがないので、この作品に関する情報をまったく知らない状態で行ってきました。
監督の過去作をざっと調べた限りではチカチカした感じの作品が多いようなので、今回の作品も監督らしい作品なのかなぁとぼんやり思ってます。

正直なところ、これといって好きな作品だったわけでもないので、思いついたことだけサラサラッと。

○音楽と時代
予告編でも分かる通り、作品の舞台は1920年代のアメリカだけど、使われている音楽は現代のものが中心。
ジャズではなくてヒップホップという。

Jay-Z & Kanye West feat. Frank Ocean, The-Dream "No Church in the Wild"

舞台となっている1920年代というと第一次大戦後の好況から世界大恐慌に至る時代。
この時代と2000年代(好況からリーマン・ショック)の状況と重ねているのかなと思いました。

もしくは単純に、わざわざ当時のジャズを流すよりも今の音楽を流した方が劇中のパーリィ感が伝わりやすいというだけかもしれません。
ギャツビー邸で毎夜開かれるパーティの様子
こんなパーリィ感ビンビンの雰囲気、絶対に楽しめないよ…。

○3Dの演出
3Dというとたいていは画面の向こう側に奥行きを出すか、もしくは反対に画面からこちら側に飛び出してくるような場面で使われます。この作品でもそういう使われ方はしています。

この作品で新しいと思ったのは「虚飾」の演出として3Dが使われていたことです。
例えば、序盤で出てくる指輪のギラッとした光り方とか、雪や海面の感じとか。

1920年代だからといってリアリティ追求で古臭くするのではなく、作品テーマに沿った演出だと思いました。

○キャストが良かったです
メインキャストはどの人も良かったです。
メインキャストの面々

ディカプリオは上っ面はニコニコしているけど何を考えているのか分からない感じが似合ってました。
中盤のお茶会でのアタフタした感じも良かったです。
胡散臭いセレブ感ビンビンのギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)
『ジャンゴ』でのカルビン・キャンディといい、今年は良い仕事をしてますね。
お茶会でやりすぎるギャツビー

顔に「トラブルに巻き込まれる」相がでている旧スパイダーマンは、案の定ギャツビーに振り回されていました。
ギャツビー邸の隣に越してくるニック(トビー・マグワイア)
顔と役柄が一致したキャスティングでした。

キャリー・マリガンは今風の美人ではない感じが良かったのかもしれません。
ギャツビーと過去に色々あったデイジー(キャリー・マリガン)
口元をゆがめるおなじみの演技は今回は見られませんでした。

ジョエル・エドガートンは渡部篤郎でした。いかにも成金って感じがいやらしかったです。
デイジーの現在の夫であるトム(ジョエル・エドガートン)
顔立ちだけでなく動作も渡部篤郎でした。
参考画像

この豪華なメインキャストよりも個人的に気になったのは、女性ゴルファー・ジョーダン役のエリザベス・デビッキという女優さんでした。
経歴を見る限りではまだまだ駆け出しの人のようですが、一際目立ってました。
長身で短髪が好みということもあるのですが。
ジョーダン(エリザベス・デビッキ)メインのポスター
こんな目つきで見つめられたいものですなぁハァハァ

モデル体型ということで、ヴォーグなんかにも出たりしている模様。
カッコいいなぁ…。


さて、映画の話からズレまくってるのでこの辺りでおしまいに。
エリザベス・デビッキが好きな人は観に行ってみるといいと思います。この時期じゃもうやってないかも知れないけど。

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